尿酸

細胞の成分の中にプリン体という物質があります。プリン体は肝臓で分解されて「尿酸」となり腎臓から排泄されます。
通常、体内で合成される尿酸と排泄される尿酸のバランスは一定に保たれていますが、食べ過ぎや飲み過ぎが続くとそのバランスが崩れ、血液中の尿酸が多くなります。

尿酸値が高いままでいると、血液中に溶けきれない尿酸が結晶化して関節に沈着し、痛風発作を起こす場合があります。また進行すると腎機能の低下や、尿路結石などを引き起こすこともあるので注意が必要です。

高尿酸血症・痛風を予防する生活改善ポイント

体重をコントロールしましょう。
太っていると体内で尿酸の合成が促進し、
排泄されにくくなります。食べ過ぎをさけ、
適度な運動をして、標準体重に近づけましょう。
食事はバランス良くとりましょう。
美食・過食・偏食は栄養のバランスを崩し、尿酸値をあげやすくします。
1日3食、主食・主菜・副菜をそろえて、バランス良くとりましょう。
アルコールは控えましょう。
アルコールは尿酸の排泄を低下させます。飲むときは1日の適量を守り、休肝日をつくりましょう。
嗜好品は要注意。
アルコールや菓子類は少量でも高カロリーです。とり過ぎないように気をつけましょう。
水分を多めにとりましょう。
水分をたくさんとると、尿量が増え、尿酸の排泄がスムーズになります。水やお茶などで水分補給に努めましょう。
ストレスを発散しましょう。
ストレスは尿酸の排泄を悪化させるほか、痛風発作が起こりやすくなるといわれています。
自分に合った方法で心も体もリフレッシュしましょう。

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