血圧
▲当協会の血圧検査
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁に与える圧力のことです。
心臓が収縮して血液を送り出すときの圧力を最大血圧(収縮期血圧)、心臓が元に戻ったときの圧力を最小血圧(拡張期血圧)と言います。血圧は、年齢や測定する時間、急激な気温の変化、体や心の状態によってたえず変化しているので、家庭でも血圧を測定して日頃の自分の血圧を確認しておくことが大切です。
血圧が高い状態が続くと血管壁に強い負担がかかり、動脈硬化が促進され、さらに進行すると命にかかわる虚血性心疾患、脳卒中、腎臓病を引き起こすリスクが高くなります。食事、運動などの生活習慣を改善し、定期的な血圧測定を心がけ、高血圧を予防しましょう。
血圧と上手につきあうために
- 体重をコントロールしましょう。
- 体重が増えると血圧が上がる原因になります。標準体重に近づけましょう。
- 適度な運動をしましょう。
- 毛細血管が発達し血圧を下げます。継続できる運動をみつけましょう。
- ストレスは上手に解消しましょう。
- ストレスは交感神経を緊張させ血圧を高めると言われています。自分なりの解消法を見つけて上手にリフレッシュしましょう。
- 禁煙をしましょう。
- 喫煙は血管を収縮させ、動脈硬化を引き起こします。
- お酒は適量を心がけましょう。
- アルコールを飲みすぎると、血圧上昇の原因になります。適量を守り、週に2日は休肝日を設けましょう。おつまみの塩分にも気をつけましょう。
- 上手に減塩しましょう。
- 塩分を摂りすぎると血管に負担がかかります。酸味やスパイスを利用して減塩しましょう。塩分摂取量は1日あたり男性9g未満、女性7.5g未満を目標にしましょう。
- バランスの良い食事を心がけましょう。
- 献立は「主食」「副際」「主菜」を基本にするとバランスが良くなります。カリウムや食物繊維の多い野菜はナトリウムを排出させ血圧を下げる効果があります。