肝機能
肝臓は体内でもっとも大きな臓器で、栄養素を体内で有効に利用する働き、有害な物質を分解・解毒する働きなど生命を維持するために重要な働きをしています。
沈黙の臓器といわれる肝臓の病気は症状があらわれにくいため、健康診断などでチェックしておくことが大切です。
AST(GOT)/ALT(GPT)
肝臓病の有無について調べる一般的な検査です。
γ―GTP
アルコール性肝障害の指標になります。
また、薬物などの影響で数値が高くなることもあります。
ALP
胆汁の流れが悪くなったり、骨の異常があると数値が高くなります。ほとんどの臓器に含まれている酵素ですが、通常は肝臓を経て胆汁の中に排泄されます。
肝臓を守る生活改善ポイント
- 良質のたんぱく質、ビタミン・ミネラルをとるようにしましょう。
- たんぱく質は肝臓の大切な栄養分で、肝機能を回復させる働きがあります。ビタミン・ミネラルは肝臓で貯蔵・生成される成分です。常に補っておきましょう。
- 食べ過ぎに注意しましょう。
- 食べ過ぎると肝臓に蓄積される脂肪が増え、肝臓の働きを妨げることがあります。
食事は腹八分目を心がけましょう。お菓子・甘い飲み物は控えめにしましょう。
果物は適量をとりましょう。 - お酒は適量を守りましょう。
- 過度の飲酒はアルコールを分解する肝臓に悪影響を及ぼします。お酒は1日の適量を守り、週に1~2日は休肝日をつくりましょう。おつまみは、量と栄養のバランスを考えてとりましょう。
- 生活のリズムを整えましょう。
- 適度な運動をして、睡眠不足にならないようにしましょう。
- 過労をさけ、疲れをためないようにしましょう。
- 食後30分くらいは休息をとるようにしましょう。